2016-01-09 綿矢りさ『大地のゲーム』学食のからあげについての注釈 大地のゲーム (新潮文庫) 作者: 綿矢りさ 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2015/12/23 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 学生食堂のからあげは、実は理学部が実験用に捕まえた、大学周辺を飛ぶカラスの肉だ。だから安くてやたら大きい、と学生たちは噂している。からあげにかぶりつくと悪い油の匂いがするが、申し分なくジューシーだ。たとえカラスだとしても(綿矢りさ『大地のゲーム』新潮文庫p15) 綿矢りさは早稲田大学教育学部出身で、筆者のOGになる。 ところで早大近辺にある某お弁当やさんのからあげは、「大隈講堂にいるカラスの肉」という噂があった。お値段350円で確かに申し分なくジューシーだった。大地のゲームの学生食堂の設定は、多分その某お弁当やさんがモデルになっていると思う。 今でも営業しているので、また行ってみよう。